フォレストダイアリー

いらっしゃいませ

2007/12/13(木) すべて
 松本はサイトウキネンフェスなどに代表される文化の高い街ですが、そのもうひとつ象徴的なのが、「バー」の多さとその魅力だと思います。長野県第二の都市として発展を続け、松本駅東口周辺の界隈には多くのバーが存在します。最近ある方からのご紹介を受けて、私も松本のバーの魅力をやっと味わえるようになりました。普段は通勤で通っていても全く見向きもしなかったのですが、楽しみが増えた気がします。その枚挙に暇がないほどあるバーの中で、オーセンティックな貫禄を見せるバーがあります。毎日人をひきつけて止まない卓越した技がありふれたお酒や繊細な気配り、雰囲気作りや演出、そして音と音楽・・・私たちの業界に於いても学ぶべきものが色々あることに気づかされます。毎回行くたびに味や演出に驚かされます。
 そのバーでお会いした常連の方とお話をしていて、「地産地消」をテーマにして徹底的に地元の食材にこだわった食材をフランス料理にしているという方にお会いをした。弊社の住宅は県産木材をふんだんに使った家を作っていて、ある意味「信州の家は信州の木で」ということで地産地消をしています。工房信州の家も松本へ本格進出していますので、これから更なる発展をすると思います。地元の林業の荒廃を防いだり、少なくなる職人さんを後世にも良いものを伝えるなど、衣食住で分野は違っても通じるところで共通するところが多いのでした。そんな会話の中で自然とまた人と会ったりして、それも不思議なご縁かと思っています。そんな出会いを大事にし、忙しく師走だけにいろいろと追われた中で、そういう落ち着いた場所に行く時間を無理にでも割きたくなるのは、その味や演出と落ち着いた空間に魅了されるからなのでしょうか。人の個性ほどに特色のあるバーがきっと皆さんを出迎えてくれるはずです。松本へお越しの際はどうぞお立ち寄りください。

写真はいずれもそのバーの中です。写真に写っていただいていますオーナーは世界バーテンダー・コンテスト(スロベニアで行われた)で第4位の好成績を残した経歴をもちます。酒のボトルは500種類余りです。世界に認められた技が生み出すカクテルがじっくりと楽しめます。
「ピースしましょうか?」ってお茶目な性格の反面、カクテルを作るジェントルな姿には、県内外の方のファンも多いようです。

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