イベント報告
森の勉強会スペシャル、大成功でした!
2月12日の当社のイベント、「森の勉強会スペシャルー信州の木で信州の家をつくろうー」は、会場の南箕輪村民センター大ホールに入りきれない400人以上の方にご参加いただき、大成功を収めることができました。ありがとうございました。
大ホールに入りきれなかった皆様には、急きょ別の会場でモニター見学していただく形になり、本当に申し訳ありませんでした。うれしい悲鳴ではありましたが、次回からは、もっと準備を整えたいと反省しております。
第1部のC・W・ニコルさんと武田徹さんの「森・森トーク」では、ニコルさんのふるさとウェールズの森のお話や、ニコルさんが作った「C・W・ニコル、アファンの森財団」のスライドとお話を通じて、お二人の森に対する暖かい気持ちが伝わってまいりました。
第2部のパネルディスカッションでは、県林務部の河合博課長、伊那谷で山造りを進める川島潤一さん、当社が使用する県産材の製材をお願いしている菅沼木材さん、同じくプレカットをお願いしている都築木材さんとご一緒させていただき、フォレスト通信の編集をお願いしているフリージャーナリストの毛賀澤さんのコーディネートの下、長野県の森林状況と、県産材利用の促進の重要性について楽しく議論させていただきました。
パネルディスカッション全体を通じて、すでに樹齢50年に達している樹木をどんどん使用していかないと、長野県の森林は絶対に豊かにならないこと。そして、そのために山で仕事をする人たち(川上)から、住宅を建てる人たち(川下)までが、相互に情報を交換し、木材を流通させるシステムを作り出すことが不可欠であることーを、会場の皆さんとともに、確認することができたのではないかと思います。
この催しに先立って、上伊那森林組合さんの協力を得て、伊那谷の山地主の方々、約800人に、森林利用に関するアンケートをお願いしましたが、それも、私たちの予想を超えて、約400通の回答があり、森の活用についての地域の期待が高いことが浮き彫りになりました。私たちが取り組み始めた地域産材天然乾燥ストックヤードの事業にも、多くの期待がかけられています。
イベントの大盛況、アンケートに示された期待、その双方が、私たちに課せられた責任の大きさを示すものだと思います。今後も、今回の勉強会をステップに、社員一同さらに勉強し、ステップアップしてがんばろうと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。