相続税って何のためにあるの?
相続税とは人が亡くなった場合に、その遺産を相続した「相続人」に対してかかる税金です。なぜこのような制度があるのでしょう?
相続税がかかる理由
所得税、法人税、消費税、酒税・・・、私たちは色々な税金を納めています。こうした税金の他に、なぜ相続税がかかるのでしょうか?その理由としては、①相続財産は不労所得であるため高い税率を課税される、②特定の人に財産が集中しないように富の分配を図るといった意味があります。
①相続財産は不労所得であるため高い税率を課税される
一生懸命に土地を守ってきて(あるいは働いてきて)、妻や子に財産を残すのに、なぜ高い相続税を納めなくてはならないのでしょうか。その理由のひとつに、“相続財産は不労所得”という考え方があります。つまり、相続を受ける人は結果的にはただ財産を手に入れることとなり、こうした「不労所得」に対して税金をかけようと国が考えているからです。
②特定の人に財産が集中しないように相続税が課税される
もうひとつの理由として、相続税をかけることで、最終的な「富の分配」を行なうという考えがあります。特定の人に財産が集中することを避け、富の分散化を図るという社会的な理由です。特定の人が、財産を残せたのは、生存中の所得税の徴収が少なかったのであり、これを相続時に清算するという考え方です。
相続には3つの選択肢がある
相続とは、亡くなった人の財産を相続人(一定範囲の親族)に受継がせることをいいます。相続財産には、不動産や預貯金、有価証券などのプラス財産のほかに、借入金や未納の税金などのマイナス財産があります。そのため、相続では次の3つの選択肢が与えられており、相続の開始を知った日から3ヶ月以内に、選択しなければならないとされています。
相続税の選択
- 単純承認 全ての財産を引き継ぐ
- 限定承認 債務の支払い責任をプラス財産の範囲内にとどめる
- 相続放棄 全ての財産を引き継がない
