鉄筋コンクリート構造の基本性能

耐火性 遮音性 耐火性 耐震性

鉄筋コンクリートは、鉄筋とコンクリートの両方の材料の長所を活かしあってできている理想の構造材料です。引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮する力に強いコンクリートを組み合わせた鉄筋コンクリートの構造体は、高層ビル、高速道路、原子力発電所や、市役所・学校の公共避難場所など安全性が重視される建築構造物に多く採用されています。特に鉄筋コンクリート造は、木造や、鉄骨造に比べて耐久性・遮音性・耐火性・耐震性にすぐれています。

耐久性

コンクリートは一種の人造石で、風雨防寒の影響をあまり受けないように造ることができる材料です。また鉄筋は、空気中に置いておくと、酸化し錆びてしまいますが、確実にコンクリート中に埋め込めば錆びることはなく、耐久性の高い構造物を造ることができます。

それを裏づけるように、軽量鉄骨造の減価償却年数が19年~34年であるのに対して、鉄筋コンクリート造の減価償却は約倍の47年になっています。構造体に錆や腐食の心配がないため、長期にわたって安定した品質を保ちます。また、フォレストウィングマンションでは、設備ピットを設けています。この設備ピットには、従来地中に埋設していた配管を収容しています。これにより、水廻りの修繕時や大幅な改築時も設備ピットで配管を修繕・変更できるため、長期にわた り、設備のメンテナンスをすることができます。

さらに、外部を磁器質タイルが覆っているため、一般的な鉄板サイディング・窯業系サイディングに比べ直射日光や雨などに非常に強く、約10年間は特にメンテナンスの必要がありません。

遮音性

一般的な軽量鉄骨の壁厚が9cm、木造が13cmであるのに対して鉄筋コンクリート造は27.6cmであり、その差は最大20cm近くになります。当社で入居者に行ったアンケートでは、賃貸住宅に対する不満の第一位は、音のトラブルでした。確かに見知らぬ人の生活音は気になりますし、自分の音も聞かれているのではないかと心配になります。その点鉄筋コンクリート造は重いコンクリートの壁や床で構成されているため、密度が高く、遮音性・耐振動性に優れており、軽量鉄骨系や木質系では決して得られない遮音性能があります。これを裏づけるように、各構造の入居率はこのように違います。

当社長野県賃貸物件1900戸の調査結果(2004.03)

耐火性

鉄筋コンクリートは熱をあまり伝えない材料です。なぜなら、鉄筋は耐火性の小さい材料ですが、それを覆うコンクリートは耐火性が大きく、埋め込まれた鉄筋を火災から十分に保護するためです。つまり、鉄筋コンクリートは耐火構造を造るのに最も有効適切な材料です。
また、鉄筋コンクリートの外壁は、熱に強く一時間以上耐火します。消防白書によれば、各構造と比較しても最も安心できるものです。このような裏づけにより、鉄筋コンクリート造の火災保険料は木造の1/4以下で済み、入居者の命やオーナーの資産を守るだけでなく経済的なメリットもあります。

火災による損害発生状況

※平成14年「消防白書」より

耐震性

鉄筋コンクリート造は、1つ1つの柱・梁に頑丈な鉄筋を使用し、建物自体を頑強に作り上げています。また、壁式構造は、面で構成される構造で、壁が柱と梁の役目をします。剛性の高いコンクリートの壁板がバランスよく建物の荷重を支え、さらに箱型の構造体が一体となって地震力に抵抗します。

図1のように水平に力がかかった場合、もし柱・梁を剛接合しないと、図1のように変形が大きくなり、骨組は、倒れてしまいますが、壁式構造であれば図1のように、壁で囲まれているので変形は、小さくなります。また、鉄筋コンクリート造は、断面が大きいので変形が他の構造に比べて小さくなっています。

また、阪神淡路大震災後に建物の調査をした所、木造の場合倒壊した建物が多くみられましたが、鉄筋コンクリート造の場合建物自体の損傷が少ないものあり、鉄筋コンクリート造の耐久性が実証されています。


鉄筋コンクリート造
壁式構造

木造


ページトップへ