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霧ヶ峰

2008/07/17(木) すべて
こんにちは、近頃あついですね…。

さて、おでかけ大好きの私は、先日のお休みに霧ケ峰へ行ってきました☆
標高約1,900mでの、窓全開ドライブは爽快そのもの☆下界の暑さも忘れるほどでした。
そして車山高原には、ニッコウキスゲが咲いていました。ちょうど満開!

しかし、私も7年ほど前から毎年のようにニッコウキスゲを見に行っているのですが、気のせいでしょうか?なんだか年々、ニッコウキスゲが減っているような気がします。

売店のおじさんに話を伺ったところ、やはり減ってきているとのことでした。
その原因は、「鹿」でした。鹿がニッコウキスゲをむしゃむしゃ食べてしまうそうです。おいしいんでしょうか?

近年、長野県内でも鹿が急増しているとうニュースは耳にしていましたが、まさかここにも鹿の影響が出ているとは…。しかし元を正せば、山の生態系が変わってきていることの原因があるようです。
霧ケ峰では年々、鹿が隠れることのできる中高木の生息地域が、標高の高いところまで上がってきているようです。その為、鹿もどんどん上がってきて、今まで食べたことのない、おいしいニッコウキスゲに出会ってしまったようです。

霧ケ峰の風景が変わりつつあります。なんだかさみしいです。
今年からニッコウキスゲを守る為、周囲に電流の流れる柵を設け、鹿対策をしているようです。しかし、こんな対策をとること自体さみしいことですね。

これも温暖化の影響なのでしょうか?私たちの日常生活の積み重ねが、山や鹿にも影響を及ぼしていることを、改めて感じさせられた出来事でした。

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