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ありがとうを伝える

2007/09/17(月) すべて
今日は敬老の日です。
私も、近くに暮らす実の祖父と、新潟にいる夫の祖母に贈り物をしました。
たいした物はあげていないので、「ありがとう」と笑顔で言われるとなんだか恥ずかしくなってしまいますが、喜んでもらえて良かった…と、ホッとしました。

普段は家族に対して感謝の気持ちを言葉や態度に表すことのできないひねくれ者の私にとっては、プレゼントを贈ることで「ほんとは大切に思ってるんだよ」という意思表示ができる、こういう記念日の存在はとてもありがたいです。
でも本当は、普段から言葉で伝えないとだめですよね。

今年の春に実の祖母が亡くなったのですが、その時に、いつももっと優しくしてあげればよかった、もっとたくさん話せばよかった、とすごく後悔しました。
まともに感謝の気持ちを伝えられたのは、いつかの敬老の日が最後だったんじゃないかと思います。
週に3日は顔を合わせていたのに、いつでも会えるからと、気持ちを伝えるのは1年に1回あるかないかだったんです。
照れずにいつもありがとうの気持ちで接していたら、おばあちゃんも最後までもっと楽しい気持ちで過ごせたのになあと、後悔がいつまでたっても消えません。

これからは、日本だけにしかないこの貴重な記念日を、1年分の汚名返上のチャンスの日にせず、1年分の感謝を思い返して積み上げる日にしたいと思います。

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