イベント報告

◆終了しました

第9回課題図書は「杜子春」でした。

弊社が「課題図書制度」を始めてからすでに3年になる。

月に1冊は読書感想文を書く事から始まって3ヶ月に1回は全社員で同じものを読み感想文を書き、読み合うというもの。

この取り組みを始めて、色々な事に気づく。100人いればそれだけの感じ方があり、仕事の場面では解らなかった一人一人の価値観やものの考え方が垣間見られる。

今回の課題本「杜子春」も主人公の立場に立ち、又は仙人の立場に立ち、或いは芥川龍之介の立場に立ち、と様々な視点でそれぞれの読書感想文が寄せられている。

私はと言えば、本を読んで苦しむ経験となった。

素直にこの短編が読めなかったのは何故か?

悩んだ結果 自分の価値観との相違であろうと理解するに至った。 自分の身上 自分の哲学 そんな日頃あらためて考える事の無い事も、この読書を通して考える機会となった。

こんな違和感や意見の相違の中に、本当の自分の考えが埋もれているのかもしれない。

多くの読書を通じて、社員と共に自分を鍛え、相手を理解し、色々な立場でものを見られるような、そんな活動に、さらに研いていきたい。(小澤仁) 2009.12.13

ページトップへ